鼻に綿棒を入れなくていい、新しいインフルエンザ検査❗️
2025.10.07
インフルエンザ検査に「nodoca(ノドカ)」を導入しました
当院では、インフルエンザの診断に新しい検査機器 「nodoca(ノドカ)」 を導入しました。従来のインフルエンザ検査は、鼻の奥に綿棒を入れて検体を採取する必要があり、大きな負担となっていました。nodocaは、のど(咽頭)の写真を専用カメラで撮影し、AIがその画像を解析することでインフルエンザの可能性を判定する、新しい検査機器です。
*大阪・関西万博2025の大阪ヘルスケアパビリオンで展示されました!
nodocaの特長
- 患者さまの負担が少ない
鼻の奥まで綿棒を入れる必要がなく、のどの撮影だけで検査ができます。 - 発症早期から診断可能
従来の抗原検査では、発症から時間が経たないとウイルス量が少なく「陰性」と出てしまうことがありました
しかしnodocaは、発症から24時間以内でも高い検出率を示しており、ウイルスが増えるのを待つ必要がありません - 結果が出るまでが早い
AIによる解析で数分以内に結果がわかり、速やかに診断や治療方針を検討できます。 - 十分な精度
多くの臨床研究データに基づき開発されており、従来の迅速検査と同等以上の精度が報告されています - 年齢制限
- 6歳以上のお子さま、大人の方に使用できます。6歳未満のお子さまには使用できません。
当院での検査の使い分け
- 6歳以上のお子さま・大人の方 → nodocaでの検査を基本とします。
- 6歳未満のお子さま → 従来の鼻腔ぬぐい液による抗原検査を行います。
- 発症から24時間以上経過している場合 → 従来の抗原検査をおすすめします。
検査の流れ
- 医師またはスタッフが専用カメラでのどの奥を撮影します。
- 画像をAIが解析し、インフルエンザ感染の有無を判定します。
- 医師が結果を確認し、診察と合わせて総合的に診断・治療をご説明します。
*実際にnodocaで検査をしている動画を当院のインスタで確認できるので、ぜひ参考にしてください
まとめ
nodocaは、患者さまにとって負担が少なく、発症早期から診断に役立つ新しいインフルエンザ検査です。当院では、年齢や症状に応じて検査方法を選択し、より適切な診断と治療を行ってまいります。ご不明な点やご不安なことがあれば、診察時に遠慮なくご相談ください。